今回はここ。
新橋駅徒歩5分、銀座駅から徒歩7分程度のビルの2階にひっそりと佇む寿司屋「ますなが」
ここ、大好きすぎて教えたくないんだけど…
今回も素晴らしいを越して、激素晴らしかったので皆さんにお伝えしたいと思いご紹介します
大事な日はほぼここ来てる気がするww
寿司はもちろん、大将と女将の人柄も総じて最高の鮨屋です。
是非読んでみてね。
この店の素晴らしいところ
ちょっと好きすぎてマニアックな情報から載せていくよ
コースは大将のおまかせのみ
ここの大将の素晴らしいところは、お客さんの満足度とお腹の具合を見ながら適宜出すものを調整してくれるところ
これが食べたい、と言ったらわがままも笑って聞いてくれる
本当にオーダーメイドされているかのような心地よさのある店なのよ
大将は元々鹿児島出身で、まず最初は大阪の割烹で勤務、和食の基礎を学んだ後に、東京進出して有名な天ぷら店に務めたんだって
そのあとすし職人に転身。
銀座の名店寿司屋「椿」(食べログ3.69)の板前を経て、独立。
女将さんも昔椿に務めていて、その後ご結婚されもう二人の息は感動する位ピッタリ。
素晴らしいお店の背景には素晴らしいご夫婦の信頼関係があるんだなぁ
(ますながの事好きすぎるww)
あと、今回の記事でみなさんに誤らないといけない事が…
楽しすぎてスタートから飛ばして日本酒ハイボールワイン飲んでしまってカメラのピントが合ってないんです…
本当に失態…
ごめんね…
コース~食事~
その時期に食べられるメニューは大体決まってるんだけど、仕入れ状況によって出てくるお魚が変わります
それと、大将の遊び心も毎回味わえるので、
「今日は何を大将が食べさせてくるかな?」
とワクワク感もあるんです
今回は一気に食事を載せて、あとで飲み物を載せるね
早速GO
しんこ
ファーストバッターはこの時期ならではのしんこ
出世魚「コノシロ」の幼魚だ。
この魚で良く知られているのが、10センチサイズ位の時期の総称「コハダ」かな?
もっちりツルツルとした食感のシンコは、この時期ならではの味わい。
これからとめどなく食べれるだけ出てくるので、シャリを小さめにしてくえる気遣い
しょっぱなから興奮です
新いか
続いて新イカ
このサイズで1匹使っているというから驚き
なんとこのサイズで楽しめるのはたった10日間だけなんだって
もうね、ツルツルすぎて赤ちゃんのほっぺみたいでさ、噛んでいいのかな?!
夏にお寿司を楽しむ醍醐味だよ~~
げそ
げそちゃん、好物すぎてあつあつをそのまま受け取って食べちゃって写真ないのごめん…
歯茎でも噛み切れる柔らかさと、げそならではのこりこり感が同居する絶妙な湯で加減でした。
甘さを感じられるよう、気持ちばかりのお塩を振っていただきます。
あわび
こちらはあわび
上には肝がのってます
肝が濃厚なソースとなり、あわびを更に濃厚に包み込む。
肝、この量で相当濃い!存在感つよい!
あわびは得も言われぬ食感。
貝臭さは皆無で、貝がそんなに好きじゃない私もついおかわりしてしまうほど絶品。
ひらめ
こちらはひらめ。
すだちで〆てあるちょっと珍しい一品。
一口食べれば、口の中に爽涼感が広がる。
くろむつ
今回のMVPと名高いくろむつ
ぶれたけど。
一番衝撃受けたかな。
これは表現するなら、真冬のブリの脂の乗り方をした真夏の魚。
アカムツとかが有名だけど、クロムツ、お前今までどこに隠れていた、という衝撃を受ける美味しさ。
さっぱりした脂のトロって感じ。
是非食べてほしい。
ごまさばとねぎさば
お次はサバの双子セット
ゴマサバと、ネギサバ
ゴマサバは生姜と一緒にさっぱり頂く。
降りかかったゴマには一味唐辛子が染み込んでおり、ピリっと酒とよく合う味わい。
ネギサバは、ネギが一層サバの脂の甘味を引き出してくれており、シャキシャキとした食感が気分を変えてくれる。
日本酒に合うものを大将はよくご存知だ…
けがに
悶絶の美味しさ、毛蟹
たっぷりの身を細かく咲き、ぎゅっと圧縮してこれでもかと乗せる
気前の良さ!!
ちゃんとほぐされたことで口の中でふわっとほどけ、オホーツク海を感じる
いくら
見て????
この美しさ。
普通のいくらより、ちょっと色が薄いと思ったあなた、
大正解です。
いくらの味を味わえるように薄味で味付けされており、いくら本来の味を楽しめる。
新物のいくらを丁寧に下処理し、薄皮で頂きます。
薄皮だからこそ、ちょっとした刺激でプチっとはじけるその食感は贅沢そのもの。
ますながのいくらの下処理を味わってしまったら最後、市販のいくらは差を感じてしまいます。
かつお
こちらは炙ったカツオ
カツオとは思えない脂のノリ。
たっぷりの薬味(にんにく、しょうが、ネギ)をポン酢に溶かし、頂きます。
パンチのあるにんにくにも負けないその存在感、瀬戸内海の力強さを感じるぜ
くじら
そして先ほどのカツオの薬味たっぷりポン酢はそのままに、お次はクジラ!
大丈夫?!
閲覧者にシーシェパードいない?!
見た目完全に生肉
リーフト、アップ!!!!
今から鉄板で焼きますって言われてもおかしくない肉厚さ
これを先ほどの薬味ポン酢に追い薬味して(女将さんが私の薬味がカツオと共にほぼ消えたのを見て追い薬味してくれた)、一口
生肉を食べているかのような背徳感を感じながら、全身がうまいと叫ぶ
馬肉のような弾力のある食感に、サシがとろけて一瞬で口に甘味が広がる
クジラは、昔から疲労回復にいいとされていて、高たんぱく低カロリー低脂肪の三拍子がそろった筋トレ飯
このクジラに含まれる「バレニン」と呼ばれる抗疲労成分は、他の肉や魚にはない独特の成分
あんな大きな体をどうさばくのかとっても気になりますが、本当に美味しくいただいたよ、ありがとうホエール。
のどぐろ
毎年これが食べたくて、ますながさんには夏に来てしまう
のどぐろ2種
焼きと、煎り酒で煮たもの。
この煎り酒で作った玉ねぎのソースが美味しすぎて、初めて食べた時その場で購入しちゃった笑
出汁といえばの茅乃舎さんが出している煎り酒、おすすめです。
煎り酒って?江戸時代頃、醤油が出てくる前に愛用されていた万能調味料。煎り酒は、純米酒に梅干しを入れて煮立てて、それを濾したもの。ほのかに梅の香のような爽やかさも感じられる。現在は、昆布やかつお節などで風味やうま味がプラスされたものが多い。醤油よりも塩分が控えめでさっぱりとして色もつかないのがポイント。1本家にあると洒落てるぞ!
外食でシェフや大将と話すと知識が増えるから楽しいね。
しんこアゲイン
旬のしんこ、お次はお塩でさっぱりと。
塩だけだとより魚本来の味を楽しめて、私結構好き
めいちだい
メイチダイは、目が大きいからとその名がついたスズキ目の高級魚
歯ごたえがあるのに旬なので脂のノリもすんごい
入荷量が少ないので、出会えるチャンスがあれば是非食べてほしい。
かすごだい
こちらはちょっと炙った「かすごだい」
春子(かすご)と書く位なので、春に生まれるお魚。
1年の中でも限られた時期にしか食べられないその味は、稚魚ならではのきゅっと締まった身と相まって日本酒が進む。
あじ軍艦
大好物のあじの軍艦
これでもかと乗せてもらい、こぼれないよう大振りの焼き海苔で頂く
焼きたての海苔は香りと食感がたまらない。
それを柔らかいあじの身が覆いかぶさってきて、口の中はパレード
日本酒が止まらない
とろ
ついにきましたおトロちゃん
大将が屈みこみ準備してる好きに露わになったトロを盗撮
この光沢、私の目を引き付けて離さない///
待つこと数秒、待ちに待ったトロが私の前に
ほんと酔っててピント悉く合ってなくてごめんねww
これ、トロを薄~く5枚くらい切って、重ねて握ってくれてるの
だからね、シャリと同じくらいの厚み!
この切り方の工夫のおかげで、口で旨味という旨味が大暴れ!
薄切りで噛み切りやすく、また贅沢感が半端ないんです。
肉厚な切り方よりも私はこれがおススメ。
漬けマグロ
こちらはマグロの赤身を使用した漬けマグロ
んもう…漬けがまず最高
そこに最高の赤身を付けるんだから、最高にきまってるよね。
甘めのタレなので、上にはからしを乗せて、ぴりっと引き締めます。
エビ
エビのエビの卵のせ!(ややこしい
衝撃でしょ?
加工してないよ?緑なの!
このぷりんぷりんのエビの身にプチプチとしたまるでキャビアのような卵が相性抜群で、醤油もほぼいらなかったな、ってくらい濃厚
キャビアがこの世から消えたら、次のスターは絶対エビの卵だわ。
ウニ
こちらはむらさきうにの握り
もうね、大将も酔っぱらっちゃってウニがシャリを超えてるww
シャリがその重量に耐えきれてないww
ホロホロ崩壊してくるのでそのまま受け取り口にダイブ
散々濃厚なネタを堪能させてもらったけど、今日一番の濃厚さ頂きました。
いい意味で磯の香臭くなくて、その代わり、海水の塩分が全体を締めてくれている
これは贅沢の極みです。
いわし
お次はイワシ
イワシってこんな美しいピンクか?!と目を疑う
一口食べれば、今までのイワシはなんだったんだ?と思うほど概念の変わる脂のノリ
シャリのサイズを小さ目にしてくれているので、ネタをこんなに食べても全然お腹に入り込んでいく
今これ書きながらおいしそうすぎて涙こらえてます。
蛤
これは斬新な握り
蛤の真ん中を切って、そこにシャリを詰めて閉じ、出汁をかけて頂くスープ寿司
蛤の大きさよ。
そこに蛤の出汁をたっぷり使った濃厚出汁が染み込み、これだけでご飯3杯位いけそう。
穴子
最後の握りは、やっぱり穴子
穴子は
- タレ
- 塩
- 海苔
の三種類から選べる。
俄然海苔がおすすめ。
甘辛いタレをたっぷりとつけたふわふわの穴子を、これまら焼きたて海苔で包み込むので、最高のコレボレーションを欲張りできちゃう
これで〆ないと、ますながさんは終われません。
巻き
大将は
「お腹どう?もうここでやめとく?」
と何度か心配そうに私の顔をみてくれたけど、へっちゃらの私。
「巻き、大きいの下さい!!」
そのリクエストにお答えいただき、大大大大好きなますながの巻きを作ってもらいました。
これはその日のマグロの切り落としをこれでもかと詰めこんでくれてて、巻ききれるわけないと傍から見て心配になる量をまきすで締めてくれる。
たまらんのじゃ。。。。
お吸い物
ここいらでお吸い物
あ~~もうこの楽しい時間は終わるんだな、と実感するよね
〆の卵焼き
最後は大将懇親の卵焼きで終わり。
お分かりだろうか…
中にはぎっしりと酢飯が敷き詰められている。。。
甘い出汁巻き卵と酢飯が合わさり、上品な甘みのまるでスイーツ
お腹も心も大満足のコースでした。
コース~飲み物編~
こちらからは、私がコースを食べている間飲んだものをご紹介していくね。
やっぱりね、日本酒とワインのそろい方がすごいよ!
そもそも
このお店では、日本酒を頼むと好きなグラス(おちょこ)を選べます!
それが楽しくって何度も頼んでしまう。
ここに来る醍醐味です。
而今(じこん)
三重県の日本酒。
さっぱりとした辛口の飲み応えなのに、フルーティで女性でも飲みやすい。
食事によくあう。
寶劔(ほうけん)
広島県の天才が作り上げた「寶劔」
20代という若さで酒造組合主催の杜氏が集う「全国利き酒選手権」でチャンピオンになった名人が広島を誇る酒にしようと奮起した辛口の日本酒
こってりした料理のも合いそうなきりっとした味わい。
名張(なばり)
これはすごいよ。
日本の酒蔵と日本のワイナリーの新しい融合した新世代日本酒。
三重県は名張の酒造「木屋正酒造」と新潟県のワイナリー「フェルミエ」がコラボした、まさに新感覚の日本酒
ワインの樽で寝かせた日本酒ということだけあって、ワインのような芳醇な香りがする。
色は日本酒同様、透明だ。
味も、樽の香りがふわっと鼻から抜け、両方をいいとこどりしたようなお酒だ。
贈り物にもウケがよさそう。
八海山(はっかいさん)
こちらはご存じな方も多いだろうか
新潟県が誇る純米吟醸「八海山」。
魚沼地方の凍てつくような寒さを耐え抜いた酒は、全く穢れのないきれいな味。
サラサラと飲めてしまうので、飲みすぎにまじで注意。
まとめ
接客:4.5
味:4.3
雰囲気:4.3
コスパ:3.9
予約難易度:中
私、好奇心旺盛だからさ、何回も同じ店に通うってことないんだよね。
ただここは本当に好きすぎて常連。
もっと行きたい。
一生通いたいと思えるお寿司屋さんです。
予約は電話で、紹介したオートリザーブで予約してもいいし、1回行ったとき、次回の予約しちゃうのがいいかも
初見で行くよりも誰か知り合いと行く方が楽しいと思うけど、見つかんなかったら是非初見で挑戦してみて!
補足
食べログ3.11 (2019/8/26現在)
皆食べログからじゃなくて、大将が好きで前の店からのお客さんが来てる感じ。
私はもっといろんな人に食べてほしい!と思う反面、
忙しくなって予約取れなくなったらいやだなという独占欲も渦巻いて悩んだけど載せちゃうわ!
次回はママパパを招待することにしたのよ
感想も楽しみだけど、「お前いつもこんなうまいもん食べとるんか!」って言われる事のが怖いww
以上!!
